胸を柔らかに締めつける、
甘くほろ苦い金木犀のノスタルジー

冷たくなりはじめた秋の空気をときめきで染める、金木犀の香りをフレグランスにできたなら――。
スプレー式の香水が描かれた『ロド』をイメージした調べは、まるで実りの季節からの贈りもの。
成熟してとろけるオレンジとペアーにはじまり、優美なオスマンサスが優しく語りかけるかのようにたゆたいます。
その合間に立ちのぼるローズとフリージアの気配は、フルーティなフローラルで大人にふさわしい深みを。
ラストはパチュリとムスクがしっとりと燻り、触れた人の脳裏に忘れがたい面影を落とします。

ミュシャにとって1作目の広告ポスターは
香水会社の依頼により描いた
『ランスの香水:ロド』でした。


— 蘇る情景を身に纏う。
ブランド「MUCHA」の1周年を記念した
コレクションでは
120年以上の時を超えて実現した
“ロド”の現代版復刻ボトルをはじめ
アートに描かれる当時のムードまで
細やかに再現した
フレグランスアイテムと
アートピースをお届けします。